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住宅ローン 変動?固定?金利上昇時に迷ったら
最近、物価の値上がりとともに住宅ローン金利についてのニュースが出てくるようになりました。
内容は、固定金利の上昇についてです。
ご存じの通り、住宅ローンには金利が変わっていく変動金利と
金利が同じ固定金利があります。
一般的に変動金利は金利が安く、固定金利は金利が高いです。
これは、将来の金利変動リスクをだれが背負うか、というところで金利が違います。
つまり変動金利は、借り手、固定金利は銀行が金利変動リスクを背負います。
金利は、1%変わるだけで返済金額が大きく変わる商品です。
そのため、コンマ数パーセントでも安い方が良いのですが、
安いものにはそれなりのリスクがあるという事を知っておく必要があります。
基本的に変動金利では、
・将来金利が上がっても手持ち資金などで繰り上げ返済等で、金利上昇分をクリアできる方
・金融や経済ニュースをチェックしていて、金利変動に敏感な方
・楽観的な方
固定金利は
・教育資金など将来的な出費が決まっていて、繰り上げ返済が難しい場合、最初に月々の返済を決めたい方
・経済動向についてあまり興味がない方
・心配性な方
が、個人的には向いていると思います。
例えば、3000万円を35年借り入れた場合(ボーナス払い無し)
金利0.6%は月々の返済が、79,000円前後で、利息は約326万円ですが、
金利が1%上がって、1.6%になると、月々の返済が93,000円、利息は、約920万円
と1%違うだけでかなりの差額になります。
(実際は35年間0.6%はまずないので、あくまで金利の違いの影響を知って頂くモデルです)
そのため変動金利を選びがちですが、心配性な方は金利上昇リスクが気になってしまうので、精神衛生的には宜しくありません。
そのため、固定金利にしておいた方が安心、という方もいれば、
共働きで、現金収入が見込める場合は、当面低金利の間に変動金利で借りておいて
住宅ローン減税が終わり、金利が上がると繰り上げ返済をして、得をする方もいます。
そのため、住まい手の方の個性や家族の事情、収入などによって借りるパターンが異なるため
一概に変動がいい、固定がいいとは言えないです。
また借りてからの金利は固定金利は一定なのですが、実は月々の金利の変動は固定金利の方が大きかったりします。
しかも、金利の決定は申込時ではなく、融資実行時になる事が多いので、
契約時は金利が低くても、世界情勢で半年後には金利が上がっている可能性もあるので注意が必要です。
その点、変動金利は金利は情勢により変わるので、実行時の適用金利は
半年後には見直される可能性があります。
そういう点では固定金利は、融資実行までにリスクがあると言えます。
何とかリスクを減らしたいという方や、変動固定に迷ってしまう方には、
固定金利と変動金利の2本だてでローンを組む、ミックス返済というのもあります。
半分、固定、半分 変動という組み方もできます。
そうすることで、金利上昇のリスクを半分にすることもできます。
ただし、登記費用などの初期費用が高くなる点、メリットも半分になる点は注意が必要です。
または、10年固定金利のローンでは、10年間固定金利で後は変動金利というローンもあります。
これは、10年後の家庭の状況例えば進学や介護などがどうなっているかも考えてうえの選択が必要です。
また、住宅ローン控除を最大限に生かして繰り上げ返済をする方にも向いています。
住宅ローンと言っても返済方法一つとっても、いろいろなパターンがあります。
また固定金利が上昇基調とは言え、過去の数値から見るとまだまだ現在は低金利と言えます。
住まい手のライフプランや経済事情により、最適解はことなりますので、
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ケイジェイワークスでは、みずほ銀行の住宅ローンの取次ぎをしています。注文住宅の場合は、実行条件などいろいろ制約があるので、銀行選びも重要です。変動、固定のメリットデメリットはあるので、一番合った商品を選びたいですね。金利上昇時には特に迷います。
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