
安本の木の家づくり日誌
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これを考えた人すごいなぁ、と思いました
今日は、建具用の木枠を大工さんに加工していただく工事をしました。
建具の木枠には、建具が滑るように溝が彫られています。
大工さんは、一本一本の溝を掘ります。
溝を掘るといってもすべて手作業ではなく、
機械を使います。
昔はノコギリとノミで掘っていたのですが
今はミゾ彫りの機械があるので、大工さんは難なくこなします。
そんなミゾ彫りの機械ですが、建具の溝は建具によって変わることがあり
その場合、掘る刃も変えないといけないのですが
大工さんに教えてもらった自在溝切カッターは掘る溝の幅を変えられるのです。
私が凄いと思ったのは、その溝の幅の変え方です。
てっきり歯を出し入れして幅を変えるのかと思いきや
このカッターは、軸に対してワザと斜めに刃がついていて、
回転するとその刃が斜めに入るんですね。
その斜めに入った揺れ幅だけ、溝が彫れるという仕組み。
幅を変えるのも、ネジをまわすと刃の揺れ具合が簡単に変えられるようになっています。
まさにコロンブスの卵。
刃の大きさを変えずに、刃のぐらつきで掘る刃場を変えるという着眼点が凄いと思いました。
これがあれば、いくつも刃の種類を揃えなくても良いのです。
うーん伝わるかな~この仕組みと感心具合。
ちょっと心動かされた、現場の一コマでした。

いつものように、制作建具用の木枠に溝を掘ってもらっています

ミゾ彫りマシン。通常は決まった幅はこの刃を使います。

幅を変えたい場合に使う刃。形状が丸ノコの刃のようですが、、、

横から見ると、緑のラインから斜めに刃が入っているのが分かるでしょうか。緑のラインから、ずれた分だけ刃が斜めに回り、刃の斜め幅だけ広く溝が彫れるという仕組み。幅を広げるときは緑のラインからの斜め具合を変えるだけ。シンプルな仕組みだけれど、考えた人はえらい!
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