
安本の木の家づくり日誌
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土地探しの矛盾
土地探しは、理屈通りに進まないのが難しいところです。
私は常々いい土地は、間髪入れずに契約をお勧めしていますが、
一方で、あまり拙速に土地を決めないようにと言う事もあります
早く決めろと言いながら慎重に、全く矛盾していますね。
でも、これが本当のところです。
ポイントはその土地が、買う人にとって本当に良い土地がどうか?です。
土地の広さや値段、立地などは決まっているのですが、
その数字を良いと取るか悪いと取るかは買い手次第です。
30坪は都会の人からは広いと思うけれど、郊外の方から見ると狭い
値段も共働きの方と専業主婦の家庭ではとらえ方が変わったりします。
駅の距離も通勤に車をつかえるかどうかで重要度が変わってきます。
という事で、土地に関しては正解がないというのが本当のところです。
ですが、明らかに住まい手の要望と土地の条件があっていないというときには
私は土地の見送りを強く意見させていただきます。
それでも、その土地を購入されるというのであれば、私の方から手を引くこともあるでしょう。
見送りを意見する場合は、それだけの理由があるので、
無理やり家を建てても、良いことにならないと思うからです。
もちろん、デメリットの無い土地は無いので、
許容できるデメリットであれば購入もアリかと思います。
これから土地探しをされる方はできるだけ、多くの土地を実際に見に行ってみる事です。
そして、見送った土地にどんな家が建ったのかを見ることで
土地を見る目が養われてきます。
更地では想像できなかった、家の形が他人の家とは言え、
実際に建ってみると、思っていたのと違う家になっていたりするでしょう。
それは、気づいていない問題点が出た可能性があります。
多くは、法規や道路、通風採光、高低差などの問題が多いです。
ですが、更地と建った後の両方を見ることで、
専門的な知識は無くても、なんとなくこうなるのか、というのが分かります。
これは、別に買いたい土地でなくても、今住んでいる家の近くに
更地が有れば完成までを散歩ついでに見てみる事です。
数多くの事例を見ることで、土地を見る目は養われていきます。
そうすれば、冒頭の矛盾にも気づいて、自分でも判断できるようになってきます。
そして最後の確認として専門家の意見をあおぐのです。
急がないといけないけれど、問題点を把握して許容できるかどうかを判断する、
そして、買うか見送るかの判断を素早くする、こうすることで
もし見送ったとしても、時間のロスも少ないので次回にもつながります。
土地探しは繰り返しと継続が大事です。
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