
安本の木の家づくり日誌
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気密と防湿を取るために
現在建築中のKさんの家では、大工さんの工事が進んでいます。
下地工事が進んでいるのですが、1階の床も貼り始めています。
Kさんの1階のフローリングは、ケイジェイワークス標準の小国杉の厚み40mmの厚板フローリング。
そして、断熱気密を重視するときには、防湿層という考え方が重要です。
防湿層とは、室内の湿気をどこで止めるのかという場所のことで、
これがキッチリできていないと、冬場に壁の中で結露する壁体内結露を起こしてしまいます。
今回は、壁に高性能グラスウールを使うため、防湿層は断熱材の室内側に設けます。
基本的に、防湿層は結露のリスクがある時期の暖かい側に設けます。
これは、湿気をたっぷり持った暖かい空気が冷たいところに触れるのを防ぐためです。
冬は、室内の方が気温が高いため、室内側に防湿層を設けます。
その防湿層には、厚みのある樹脂のフィルムを使用します。
ペラペラだと湿気を止める効果が薄いためです。
また、隙間なくフィルムを張るために、基本的には床を貼る前に壁にフィルムを張っていきます。
そうしないと、壁と床の取り合い部分の施工が難しくなるためです。
Kさんの家でもフローリングを貼る前に、フィルムを張っています。
こういう順番も高気密高断熱の家では重要なんですね~
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厚板の小国杉のフローリングと基礎断熱そして壁にある防湿フィルムの施工中の様子。フィルムが透明なのでちょっとわかりにくいですが、風呂リングの壁側にフィルムが張り巡らされています。

こちらは少し断熱材も入れているのでわかりやすかも。フィルムはフローリング近くまでしか貼っていないので壁の途中でフィルムが途切れています。残りのフィルムは床が出来上がって、断熱材を入れてから張り上げます。
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