
安本の木の家づくり日誌
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マッハシステムの家の気密試験しました
現在建築中のマッハシステムのYさんの家で、先日気密試験を行いました。
気密試験とは、室内に圧力をかけて外との気圧差を測ることで家の隙間の量を調べる試験です。
気密の度合いは、C値と呼ばれる数値で表され、延べ床面積1㎡あたり、何平方センチメートルの隙間があるかで表します。
気密住宅と呼ばれる住宅は、C値が1以下。
1㎡あたり1平方センチの隙間です。30坪100㎡だと、100平方センチつまり10cm角ほどの隙間があることになります。
これらの隙間は、家中の様々な部分、壁や屋根の取り合い、配管の貫通部、窓の隙間などすべてを足した数値になります。
どこかに10cm角の穴が開いているわけではありません。
C値は小さいほど隙間の面積が小さいので良いとされています。
ちなみに、Yさんの家は、C値は0.29でした。
なかなか良い数値が出ています。
これ以上数値を上げる場合は、窓の引き違いをやめて開き窓にするなど気密性の良い窓にしていく必要が出てきます。
ケイジェイワークスでは、基準としてC値は0.7以下を目指していますが、
おおよそは0.7以下から0.3位の間が多いです。
マッハシステムなど、全館空調では、こうした気密性などの家の性能も重要になってきます。
隙間だらけだと、熱が逃げてしまうので省エネ性も悪いですし、
あと意外なところで、隙間が多いと湿気の移動も発生するので
気密性を上げることで湿度をある程度平準化することができます。
(ほかにも全熱交換器などの換気設備も重要です)
断熱性が高まってくると温度の不快さは減って今度は湿気による不快さが気になります。
夏のムシムシ感や冬の乾燥などです。
湿度が一定になると、多少室温が悪くても快適性がぐっと上がります。
まずはYさんの家では良い数値が出たので、完成後の快適性が楽しみになってきました!

気密試験の様子。真ん中の大砲のような機械で気圧差を測って気密性のC値という数値を算出します。
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