
安本の木の家づくり日誌
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住宅ローン 変動金利の付き合い方
住宅ローンの金利がいよいよ上がるのでは?という憶測が飛び交っています。
金利については、将来のことは誰にも分らないというところが本当のところで、
いろいろな専門家が予測を出していますが、占いくらいの感じで思っておいた方が良いです。
それよりも、変動金利で借りても対処ができる準備をしておくことが大事です。
金利上昇時には固定金利が注目されてきていますが、
変動と固定の金利差がそこそこあるため、まだ変化のない変動金利を上手く使える時期でもあります。
というのも、変動金利がここまで低いのは、
・基準金利が低い
・銀行の優遇金利幅(金利の値下げ)が大きい
の2点があります。
「日銀が~」「政府が~」と言われている金利が影響受けるのは
主に基準金利です。
優遇金利は、銀行が借り手の人に来てもらいたいためのサービスのようなもので、
こちらは銀行の思惑で上下します。
ただ、いったん借りてしまうと優遇金利は変わらないので、
変動金利で借りている方が気にしないといけないのは基準金利の方になります。
ところが、これから変動金利を借りる方は、基準金利と金利優遇の両方が変化する可能性があるので注意が必要です。
優遇金利の方は銀行間の競争原理が働くので、現在は一律に値引きが大きいですが、
今後は、銀行の体力やほかの銀行の動きによって変わる可能性があります。
そのため、ある意味借りられる人は早く借りた方が良い時期と思います。
でも、やっぱり金利上昇が心配という方は、
素直に固定金利を借りた方が良いと思います。
もちろん、金利が高いので支払総額は増えますが、
ニュースによって不安が増すようであれば、
せっかくローンを組んで家を建てたのに心配事が増えると、精神衛生上よくないです。
ある程度、金利上昇のリスクを負える人は、
返済の計画は固定金利で借りる想定をしておいて
実際は変動金利で借りておくと、想定よりも返済額は少ないので、
差額が残ります。その差額を使わずに貯金しておき、
いずれ変動金利が上がった際にその差額で繰り上げ返済を行います。
そのため、変動金利を気にしないといけない、金利水準は今の固定金利位に上がったタイミングだけになるので、
少しは気分が楽になるのでは?と思います。
また、13年間は住宅ローン控除があるため、金利上昇と控除分を比べて
我慢できるようであれば住宅ローン控除が終わってからの繰り上げ返済も視野に入ります。
一つ言えるのは、変動金利から固定金利の切り替えはタイミングが非常に難しいという事です。
固定金利の方が先に上がるので、変動金利が上がり出して固定に切り替えたいと思っても
既に、返済できないくらい固定金利が上がっている可能性があるのです。
そのため、変動金利のリスク軽減は繰り上げ返済をどうするか、という事になります。
何度も申しますが、金利の先行きは分からないので、上がったらどうしようではなく、
ここまで上がったらこうしようという心構えが変動金利を借りるときには大事です。
もう少し、リスクを分散させてたい方は、固定と変動金利をそれぞれ2本立てで借りるミックスプランの採用です。
例えは、3000万円を借りるときに
1500万円は変動、1500万円は固定という感じに分けます。
ペアローンで借りる方は、
ご主人は変動で、奥さんは固定でという形でローンの返済パターンを変えておいて、
金利が上がったら変動金利の方から繰り上げ返済をしていくというやり方です。
まだまだ変動金利は安いので、今から家づくりの方は選択肢の一つに入ると思いますが、
変動金利の場合は付き合い方をある程度想定しておくことが、大事です。
あとで、後悔するよりも今、使える金利や制度はどんどん活用していきましょうね~

住宅ローンの金利は上がったらどうするか?という準備をすれば怖くないです!不安は準備不足がもたらすことが多いですよ~
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