
安本の木の家づくり日誌
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墨付けって何?
以前リピートでお声かけ頂いた駐輪場の屋根の工事がいよいよ始まりました。
木製の柱や梁で組み立てるのですが、構造は大工さんの手刻みで行います。
柱や梁は仕口と呼ばれる凸凹のある加工をしてはずれないように細工するのですが、
その仕口の加工をする前に、構造材に加工図を書き写します。
構造材自体に加工図を書き込むことを墨付けと呼びます。
大きな線は墨ツボと言って糸に墨をしみこませたものをぴんと張って構造材に糸をあてることで
長い線を引きますが、細かい仕口の形状などは、鉛筆などで線を引いていきます。
大まかな図面はありますが、組み立てる順番や材料の大きさにより
加工のやり方が異なるので大工さんは頭の中でイメージして、加工の線を構造材に書いていきます。
この線を間違えると、加工が狂って真っすぐ組みあがらないのでとても重要な作業です。
今日は1日かかりで大工さんが墨付けを行っています。
こうした、新築ではプレカットで刻み加工してくれるので、
構造材を加工する刻みができる大工さんは減っているとのことです。
ただ、ケイジェイワークスでお願いしている大工さんはどなたも普通に刻みをしてくれるので
こうした構造的なリフォームでは心強いです。
明日からは大工さんが今日の墨付けに沿って刻みが始まります。
着々と形になるのが建築の面白さですね。

墨付け中の様子。ろ一(ろの1番)は番付といって、X軸Y軸で好天で位置を表している記号です。

墨付けの拡大。アリ加工の線が入っています。線にZ記号が入っているのはその線が部材や加工の芯(センター)を表しています。
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