安本の木の家づくり日誌

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失敗しない収納を作る時に気を付けたい事

2023-09-03

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投稿者 安本峰樹

家づくりで最も悩まされることの一つが収納についてです。

収納場所は多いほどいいのですが、多すぎると面積が広くなってしまいます。

収納率という言葉があります。

これは、収納の面積を延べ床面積で割った割合のことで、

戸建ての場合おおよそ10%~15%ぐらいが目安と言われています。

30坪の家では、3坪から4,5坪。畳にして6畳から9畳ほど。

 

畳の面積で言うとかなりの面積を取らないといけないと思いますが、

実際は分散しているため、面積は小分けになります。

玄関にあるシューズクロークや、押し入れ、納戸、パントリー、洗面収納、書庫などなど。

収納率という言葉で言うと面積に気を取られますが、

収納スペースで大事な事は、2つあります。

それは、奥行と高さです。

 

奥行についてですが、

一般的に家のモジュールと呼ばれる基本単位は91cmx91cmという半畳の

スペースを基本にして組み立てることが多いです。

これは、考え方によって1mx1mの場合もあれば、96cmx96cmなど差異はありますが、押し入れなどはこれらのモジュール単位で決められることが多いです。

 

これは布団などを入れるときには良いのですが、服や小物を入れるときには奥が深すぎて使いにくい、スペースが余ってしまうといった事態が発生します。

そのため、奥行きは収納したいものによって寸法を変えていきます。

服を掛けたければ奥行は60cm、

LDKの雑多なものは45cm~30cm

本棚は30cm~20cm

食品などのストックは30cm~15cmくらい

などなど。

特に小物関係をストックするときは奥行を深くとりすぎると

奥の物が隠れてしまって取り出しにくかったり、置いているのを忘れてしまうという事もありますので注意が必要です。

 

また本棚については、アルバムなど奥行きが大きいものは規定寸法だとはみ出してしまうことがあるので、収納したい本の種類も検討しましょう。

収納の奥行きは深すぎないようにしましょう。

 

また高さについてですが、

平面的にはあまりものが入らなさそうに見えても、実際は床から天井まで収納スペースがあります。

そのため、本や小物、ストック関係は平面で見るより思ったよりたくさん入れられます。

ただし、入れる物の高さを揃えておかないとデッドスペースが発生するため

高さも近いものを揃えて入れるようにしましょう。

また掃除機など高さを取るようなものは、それ用にスペースを考えておかないと入らないことがあるので注意します。

 

また高い位置の収納は奥行きがあると、子供や背の小さい方では取り出しにくいことがあるため、高い位置に収納するときは使用する人の背の高さも検討します。

収納の手前にカウンターやキッチンなどがあると、少しの高さでも手が届かないことがあるのです。

 

またコストはかかりますが、高い位置の収納には耐震ラッチ付きの扉を付けておくと地震の時も安心ですし、埃だまりを防止できます。

 

などなど、収納は置くものによってカスタマイズしないとデッドスペースが発生してもったいないことになります。

「奥行」と「高さ」に注意してプランを検討していきましょう。

 

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洗面所のような限られたスペースの収納は置くものによって奥行を決める事がとても大事になります。

 

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