自宅近くで見かけた薪ストーブのチムニー!
2018.3.9|カテゴリー「木の家(小国杉の家) ,薪ストーブのある家」|投稿者 福井綱吉

屋根中央付近にチムニー煙突が見える、なんだか北海道に来たような雰囲気のお家です。
関西で薪ストーブの煙突を設置する際には屋根上にフラッシングで納めることが普通です。
フラッシングというのは、下地を木部で囲い、その外部表面を板金で製作した煙突の防雨用カバーのコト。
屋根と煙突の付け根部分に設置するパーツです。
ご覧の写真は、私の家のすぐ近くにあるお家の、チムニー方式の薪ストーブの煙突です。
ちょうど、薪ストーブが建物センターよりに(屋根の棟部に近い)設置されていて。。。
寒いところでは一番正しい設置方法だと思います。
この形は関西でもデザイン性を意識して時々見かけます。。。
けど、そこまでしなくても関西であれば、煙突だけで充分だと思うのですが、昔の暖炉を思い浮かべる人には豪華な感じに見えるのでしょうね。
よく北海道に行くのですが、あそこは強烈に寒く、このチムニーは大事です。
もちろん、煉瓦でなくても、コンクリートや板金でもあります。
北海道の場合は、軒先に近いところに薪ストーブを設置すると、屋根からの煙突の露出部分が大きくなってその煙突が仮に二重煙突であってもストーブの炉内からの煙が素直に屋根外部に上昇しません。
上昇気流ができないのです。
ですから基本的には建物の真ん中に薪ストーブを設置するのが常識です。
こんな写真の家のチムニーを見ると、いつも、北海道や北欧の建物を思い出してしまうのは私だけでしょうか?