風が流れない・・・?

2011.7.13|カテゴリー「木の家(小国杉の家)」|投稿者 福井綱吉

いつもご愛読いただきありがとうございます。

リビングから南のベランダに出ると風がビュンビュン向かってきます。

その真ん前のリビングにはデッカイ掃き出しの窓があります。

Inさんの敷地と建物の風に関する流れはと言いますと・・・

地形と近隣の関係から南西から吹く風が断然多く、南側には3mほど下に大きな公園があって、樹齢40年程の広葉樹の森になっていますから、南から吹き上げる風もどんどん建物に向かってきます。

午後には北側の山々から風が吹いてきます。

そして、東西には隣家が近接し、路地状態になっているから、午前中は南から・・・午後は北から強い風が路地を走り抜けます。

凄く心地良い風が室内を通り抜ける最高の場所です。

けど、ベランダからリビングに入ると、窓を全開していても風は部屋に入ってきません。。。

リビングの北側には開口があるのですが・・・・・その北側はストリップ階段になっていて・・・その向こうの窓はというと・・・

北側の窓は、はめ殺し窓ばかり(FIXで開かない窓です)で、辛うじて小さな押し出し(横滑りだし)の窓が1フロアーに1箇所か2箇所・・・ほかは全て縦長の、はめ殺し窓です。

ですから、風が部屋に入りたくっても風の抜ける窓がなく、風が入れないのです!

大阪北部の基本的な風の考え方では、南や西の風のくる側の壁にはいくつもの小さな風を呼び込む窓を設けて、東や北には大きな風の抜ける窓をつくる・・・

小さな窓からいくつもの流れの速い風の道が室内に入り込み、大きな窓からビュンビュンと複数の風の道ができる・・・

残念ながら、そうした風の工夫は全くなされていない・・・

東西の窓はというと、これまたほとんど窓がなく、あっても、南北から吹く路地風を呼び込む工夫の窓は一切なく・・・

そして、3階建てのこの家には、ストリップ階段で繋がっていて、1階から3階まで風がぬけて・・・・・その3階には2階からのでっかい吹抜けがあって・・・冬場、1階の冷気と2階室内の暖気はトンネル状態の階段室と3階の吹抜けで繋がり、入り混じって、一向に温くはありません・・・

もう一つ、3階の屋根にはしっかりした断熱材が入っていなく、ただ入っているだけで・・・夏場の3階は蒸し風呂・・・?

断然、リフォームのやりがいのある建物です。喜ばれて当たり前・・・なんだか、このリフォーム・・・早く着工したくって仕方がない・・・気持ちです。。。

INさん、喜んでいるようですみません・・・けど、断然、喜ばれるリフォームですから、もう既に完成後の笑顔が私には見えているんです!