築120年の建物の屋根にはお金がかかります!

2012.4.14|カテゴリー「木の家(小国杉の家)」|投稿者 福井綱吉

毎日、丈夫な身体に感謝します。

古民家のリフォームで一番お金のかかる部位は屋根です。

30年前後て屋根の葺き替えをしている家は、瓦の収まり具合や屋根下地の骨組みを確認して、そこそこ問題なければ、瓦のズレ直しと漆喰詰めで、20年や30年は大丈夫です。

ここ最近も、そういう意味では補修程度で済む現場が続きました!

けど、今回、契約前の建物はというと、築120年です。・・・色んな所を何回も補修で繰り返しているものの、大屋根は70年ほど前に一度、葺き替えたぐらいな感じで、
瓦の劣化がすごく進んでいますし、屋根自体波をうっています。

小屋裏を覗くと屋根には垂木に竹を藁で格子状に編んだ竹小舞にして、その上に、藁入りの赤土を載せて、そして、その上にいぶし瓦が銅線で括ってある・・・

その銅線は地震や長年の風雨で経年劣化して大半が切れて、瓦は土の上に載っているだけ、しかも、その土は、瓦のズレや雨などで結構流れ落ちていて・・・

屋根の小口の漆喰もひび割れから雨が侵入して剥離状態。

樋も朽ちていて・・・

更に、小屋裏の床には、当時の屋根断熱効果を高める目的からか、土が6cmほど塗り尽くされています。

本来は、室内インテリアを心地良くしたい希望でのリフォームだったのですが、そこにたどり着くまでに、かなりのメンテナンスというか、復旧が必要です。

古民家のリフォームって、こうした事実を住まいての方と共有して、初めて、前に進む!

それが、じっくり時間をかけた納得のリフォームなんです。

そのしっかりした話し合いと、人間関係・・・そこに信頼が生まれ、安心感を持って頂ける・・・だから、前に進める・・・・・大変だけど、ありがたい、楽しい、誇れる志事です!

感謝!