「パッシブ住宅」と「ハイブリッド住宅」への取り組み

2011.9.1|カテゴリー「木の家(小国杉の家)」|投稿者 福井綱吉

いつもご愛読いただきありがとうございます。

3月11日の東日本大震災と福島原発事故以来、家づくり工務店として、国の電力需給への貢献できる取り組みができないものかと考えてきました。

そして、今月から以下のような取組みを開始することにいたしました。

ちょっと長いのですが、お読み頂ければ幸いです。

KJ WORKSの「パッシブ住宅」と「ハイブリッド住宅」・・ふたつの取り組み

KJ WORKSは、20年ほど前からパッシブ住宅に取り組んできました。

例えば、軒先を長くして夏場の日差しを遮る手法や、建物周囲の地面を土のまま残して室内への夏の熱射を防いだり、屋根からの熱の吸収を遮る為に屋根の色を薄くしたり、また、冬場の日差しを最大限に利用して南面窓開口の床からダイレクトゲインによる、ぽかぽか床集熱、ペアガラス窓や木の窓、LOW-Eガラスの採用・・・など書き出せばその手法は多彩です。

中でも太陽熱を利用した屋根集熱のOMソーラーシステムは、「パッシブ住宅」の本格的な始まりでした。

太陽光を活用した太陽光発電工事も開始、OMソーラーはその後、より廉価にお客さまへ提供できるシステムとして「そよ風」に移行。

薪ストーブやペレットストーブの推奨なども含めて、身近なパッシブ住宅の提案を勧めてきました。

更に、もっと廉価に室内を温めたいとの要望を受け、床下にファンコイルユニットを設置する形の床下空気暖房システムも開発してきました。

しかしながら、「パッシブ住宅」の夏場対策には、床下空気を室内へ廻して涼しくしたり、日陰の外気を室内に取り込む涼風対策程度ですから、住まい手の方々も夏の暑さを我慢するか・・・致し方なくエアコンを使う、当然、各部屋にもエアコンは必要となっています・・・

ただ、それはそれで、パッシブを尊重する住まい手の方々にはごく普通な考え方ですし、これからも、この住まい方はあるべき姿ですからKJ WORKSの「パッシブ住宅」は提案し続けます。

ところが、2011年3月11日、東日本大震災による未曾有の大惨事が起きました。

大震災と福島原発事故です。

地震は火山列島の日本では起こりうる災害なのですが、絶対に起きてはならない原子力発電所から原発事故が発生しました。

この原発事故以降、原発の見直しもあって電力不足が続いていますし、今後も続きます。

当然のように「省エネと節電の意識」が被災地のみならず全国に広がっています。

家でもエアコンやガス&石油ストーブなどを今までどおり使うこと自体が電力不足の負担となりますから、ある種、そうした事そのものが贅沢なことです。

東日本大震災後の贅沢とは、贅沢三昧はモラルとしても許されることではなく、常に贅を選ぶ時代に突入しています。

その人にとって必要なものやこだわりのあるものだけを選んで贅を求める時代が始まりました。

そこで、私たちKJ WORKSの家づくりは、そういった時流からの贅沢として、今までの「パッシブ住宅」だけではなく、国の電力需給に更に貢献できる、ゼロエネルギーの「ハイブリッド住宅」の提供を開始しました。

建物の天井や屋根、壁をセルローズファイバーで高気密・高断熱し、床下を外気と遮断した基礎断熱の在来工法の木の家がKJ WORKSの家の基本ですから「パッシブ住宅」「ハイブリッド住宅」とも可能となるのです。

KJ WORKSの「ハイブリッド住宅」とは、一般の小型エアコン1台と熱交換・換気ユニットによる冷暖房を行い、同時に換気・空気浄化・調湿・除湿のできる省エネで快適な室内環境を可能にした次世代全館空調「MaHAtシステム」の採用と、自社設計施工の「太陽光発電パネル」の搭載で、自宅の消費電力は自宅の屋根で全面供給するKJ WORKSのゼロエネルギー住宅のことです。

1台のエアコンで40坪の建物ですと、夏冬とも1ヶ月6,000〜7,000円で室内の換気・冷暖房が可能です。

これからのKJ WORKSは、太陽の光や熱・地熱・ストーブ(薪・ペレット)利用、呼吸する素材、国内の杉や桧、松などの国産材を中心につくる木の家づくりに、更に、省エネと節電に大貢献できる「MaHAtシステム」を推奨し、新たな進化した「木想家」を発信し続けます。