引退しても家具職人「矢野川」さんは頼もしい!
今日もお会いできたご縁に感謝します。
家具工事って楽しいですね。
昔からそうなんですが・・・・・・
ある開口部の間口が決まっていて、その界隈に建具枠やエアコン、壁の凹凸などがあるとします・・・
私の場合、極力間口に関して搬入が可能な限り、組み立ててもいくつかの家具をジョイントした、例えば家具のタテ枠がふたつ繋がるような仕事はしたくありません。
例えると、箱が4つ組み合わせて一つにする、そんな仕事は家具屋の志事ではない!そう考えています。
それはユニット収納ですから・・・
できる限り間口は僅かなクリアランスにして1本ものに仕上げたい!
せめて左右には建具枠の隙間を逃げて、反対側に幅木の寸法分だけ逃げて・・・
上下で組み合わせていく・・・
しかも、間口同様に箱同士の重複する横枠が見せたくない・・・
ではどうするか?
まず、幅木とベース、上部収納棚とジョンンするダボ穴付カウンター、カウンターとジョイントできるダボ付上部収納棚、そして、20~23mm程度の廻縁・・・この5種類のパーツと左右のクリアランス用ヒモ材に分けて製作し、それを組み立てる。
これが家具屋の仕事の常識なんです。
今回もそう考えて、順調にカウンターを載せて、上部棚を設置しようとすると横の壁に設置してあるエアコンに当たってカウンターの上に載らない!・・・斜めにして下から上部棚を押し上げても収納の対角線寸法がカウンターをクリアーできない・・・
「どうしよう?」
大工からの提案は無く・・・
私から・・・「カウンター外して先に上部収納を押し上げることは対角線寸法をクリアー可能だからカウンターを後仕事にしよう!」
すると矢野川さんが「うん、それなら納まる!」
お付き合いしてから今年で40年近い、あうんの間柄ですから、問題が発生しても、お互い間をおいて考えれば何とかなる!
私も陣頭指揮を執って家具工事することも少ないのですが、わが家の犬猫たちがいつもお世話になる「まの動物病院」ですから久々の段取り!
その相手が引退したと言っても「あうん」の矢野川さん・・・
一昨年で矢野川別注家具を閉めて引退し、KJ WORKSで一緒に志事する大工職人集団の夢ファクトリーに工場や工場の車まですべてを提供。
今は家具を大工に教え、自分もチョコチョコ愉しむ趣味的行動の日々・・・
普段なら現場など絶対に行かないのに、私の現場だから来てくれた感じで・・・
やっぱり人生の先輩ながら・・・相棒って想いで居られる関係・・・いいですね!
追伸!
次回の手打蕎麦「彩都 木楽庵は月末の28日(土)です。
手軽な手打ちそば同好会は、28日(土)、午後2時半ごろからから開始です。
林家染弥さん、2014年9月で115年ぶりの3代目「林家菊丸」の名跡を襲名されます。
林家 染弥さんの名前では最後の「彩都 木楽亭」は8月26日(火)!
そろそろお弟子さんたちの会も立ち上げて、毎月落語会を開催できればと目論んでおります!
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