たったひとつの壁で屋外のデッキが落ち着き、風の道ができます!
2020.9.14|カテゴリー「リフォーム ,伝えたいコト ,木の家(大型パネル・E-BOX・小国杉) ,木の家(小国杉の家)」|投稿者 福井綱吉

この壁があるお陰で、デッキは本当に落ち着きます!
この写真は、わが家の2階アトリエ前のデッキの東の壁です。
東には、お隣の庭があります。
ですから、普通であれば、腰までの壁か、スリットの板塀にすることが一般的です。
けど、あえて、この壁を屋根近くまで立ち上げたのはなぜか?
北にはわが家の食卓とリビングが、このデッキを挟んであります。
西にはわが家の庭とその庭の向こうにはお隣さんの庭。
西北側にはお隣さんの建物が。。。
わが家の庭の向こう側ですから、目線はさほど気になりませんし・・・・・
初夏や秋には、西からの風が実に心地いい!
母屋の食卓横から東のお隣さん横を通る通路デッキは腰までのスリットの板塀。
これは、お隣さんの2階の壁に窓がないから。。。
東の背の高い壁は、デッキを行き来する際に、お隣さんからの目線と、お隣さんへの配慮。。。
そして、もう一つ、大きな要因は、西の風がこの壁にぶつかって、北にある食卓の窓やデッキ向かいの階段室の窓へ・・・
リビングや食卓に風の道ができることです。
家づくりを始めた時からの私の家の考え方は、風の流れる家と落ち着く空間!でした。
幾つかの窓とその窓の開き方で、多種多様な風が室内に入り込む!
そして、多種多様な室内に入った風が如何に抜けられるか。。。
如何に多くの風の道ができるか!
風が流れる室内は実に心地がいい!
そして、目線が気にならない安ど感のある室内と屋外。。。
この考え方は、30年前と変わりません。。。
変わらなければいけないコト。
変わってはいけないコト。
こんな時代だからこそ、しっかりと見極めたいものです!