築22年の家、ここまで雨漏れしてシロアリがいない幸運!?


とあるお客様が築22年の中古住宅を購入されました。
そして、その建物リフォームを引き受けたのですが・・・
当初、現地確認した際に、強烈にカビの生えたコーナーの壁を見て・・・
お客様曰く「地震で上のバルコニーが割れて雨漏れがしたらしく、バルコニーの床を防水加工し直したので直したそうです!」と聞いて。。。
そんなここ2か月や3ヵ月でできたカビとは思えなかったのですが・・・
壁をばらしてビックリ!
角柱は腐って、外壁を支えるバラ板も腐って。。。
梁はぎりぎり大丈夫だったのですが、土台は一部完全に朽ち果て・・・
まだ通し柱ではなかった分がやっぱりラッキーかと・・・
ここまで雨水が浸透していながら、更にラッキーなことにシロアリの形跡な全く無し!
幸運というか?なんという酷い買い物か?
不動産屋さん曰く。。。
素人同士の不動産売買の仲介物件なので、売主には全く罪はなし!って言われます。
私からすれば、契約上は何の賠償も不要なようですが、モラルの問題だと思うのです。
売主も全く知らなかったと言われますが、知らないはずはない。。。
こんなにカビているのですから・・・
不動産屋さん更に曰く「建物価値はゼロ評価で土地としてだけでも非常に安く、それを売り買いの前に直すように言っていたら、他の人に売っていたと思う!」って言われました。
そりゃあそうかもしれないけど。。。。
何か解せない話!
とはいうものの、このお家を購入されて住まれるお客様に不安がらせるよりも、しっかりと安心できる修理をして、愉しめる家に仕立て上げる!
これが私たちプロとしての建築屋のシゴト!
どんな家であれ、どんなトラブルがあっても。。。。。。
出来上がったら、関わってもらえてホントに良かった!
そんなことを常に言われる、そんな工務店でありたいものです!