
自宅と繋ぐ通路を造るために蔵の壁を破ったら、厚さ400mm・・・そして、防犯用の鉄パイプが縦にずらり・・・
時折、改修や補修をさせていただく蔵のシゴト。。。
外部は漆喰塗りで、内部は板張り。。。
外壁の下が板張りでその上から軒裏まで漆喰、そして内部も漆喰。。。
だいたいそんな仕上げが大半です。
そして壁の塗り厚は概ね400mmぐらい。。。
けど、今回のように、400mmの壁を破ったら、そこに鉄の25φほどの丸柱が100mmピッチ程度に縦格子状に張り巡らされている、そんな蔵にお目にかかったのは初めて・・・
本当は通路+引戸分・・・
約1間ほど蔵の壁を破りたかったのですが、ご覧の写真以上破ると、その上から土壁が崩壊しそうで、通路分のみの土撤去。
重要な書物を保存したり。。。
食べ物を保管したり。。。
年中、安定した室内環境を保つための先人の工夫です。
昔の人は偉かった!
今回はアトリエが蔵に。
蔵にはトイレも洗面も尾キッチンもない・・・
だから、自宅廊下と繋げば実に快適な在宅シゴト環境になります。
もっと、蔵を活かす依頼を、次回の愉しみとして、あと10日ほど、京都のシゴトは続きそうです。