田舎間の昔ながらの日本家屋を遊び心ある建物に変身させる事例!

2021.5.7|カテゴリー「リフォーム ,薪ストーブのある家」|投稿者 福井綱吉
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建物2階の東半分は御覧のような船底天井の和室が3部屋連続した間取りでした。
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天井を捲り外し、壁、床下地を捲り、仮床にして、小屋裏の丸太梁や丸太桁を綺麗に洗った状態。
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3部屋の船底天井を外して、一番奥の壁に一つだけ窓を設けて風が通る、全く別物の大空間の完成!

 

 

 

 

もう1年以上前に手掛けた中古住宅リフォームのお話です。

 

大阪市内から決して遠くもない場所なのですが、幹線道路を少し外れた山間の竹藪をを抜けると、そこは別世界。。。

 

日本昔ばなしのような集落の一帯。

 

リフォームの依頼主が購入された土地建物は・・・

 

近づくと、道路の右角にかなり古い白壁の蔵があって。。。

 

蔵に連なって2階建ての母屋が・・・

 

蔵の手前漆喰と瓦塀に沿って路地を右に向かうと左には離れの2階建てが。。。

 

離れを越えて、左奥に向かうと立派な古めかしい正門が・・・

 

そこから奥は竹藪が生い茂り。。。

 

手前にはちょっとした畑。

 

 

 

 

 

 

依頼主のご家族は、このだだっ広い土地建物を格安で購入されました。

 

 

 

 

 

 

けど、チェックすると、安いだけにオチもあって・・・

 

蔵と母屋が、随分前から複雑な増改築によって長く雨漏れ状態が続いていたらしく・・・

 

蔵内部の柱や梁桁に至るまでシロアリで虫食い状態。

 

当然、母屋の3部屋ほどの敷居や床もシロアリの虫食い跡だらけ。。。

 

 

 

 

 

 

この家そのものはおそらく100年から150年以上前からあって。。。

 

母屋を50年ほど前に建て替え。

 

離れはその後増築か建て替え・・・

 

そんな大きな空き家建物をどうリフォームするか?

 

どう使うのか?

 

 

 

 

 

 

そこで、まず最初に決めたことは、蔵は解体して庭にすること。

 

母屋の床を先に解体して、シロアリ対策。

 

そこから・・・・・

 

先ず母屋の屋根は、阪神淡路大震災後に一度修復していてそのまま使えそうなので修復の必要はなし。

 

離れはたちまち触らないまでも、DIY好きなご夫婦が自分たちでボチボチ改装する。。。

 

肝心の母屋をどうするか?

 

ヒアリングでは・・・

 

 

 

 

 

田舎間だから夏は涼しいけど。。。

 

暖かい家にしたい!

 

薪ストーブが欲しい!

 

でっかい吹抜が欲しい!

 

玄関や東側の和室と座敷は若干の補修はするものの、現状を再利用する。

 

西側の台所と食卓と畳の間と寝間、それに続く縁側は、和室(収納付き)とLDKのみに。

 

その奥に続く変形の部屋や白アリの巣の蔵は解体撤去して日当たりの良い畑を兼ねた庭にする。。。

 

そして、お風呂や洗面脱衣室をキッチンからの回遊同線にしたい!

 

でっかい吹抜と、大空間の2階の部屋にしたい!

 

 

 

 

 

 

その願いに沿って、あとは私にお任せとなりました!

 

 

 

 

 

 

ココからは、図面や写真無しでの説明ですが、スルーせずにお読みください!(笑)

 

詳しく興味のある方は、個別にご連絡いただければご説明しますので・・・・・

 

 

 

 

 

 

そこで・・・

 

玄関から2階と台所へ繋ぐ通路を無くして、急こう配の階段を玄関から登れる緩やかな階段室に。

 

階段室の上には天井のない空間で吹抜とつながる明るい階段に。。。

 

玄関ホールからトイレや洗面脱衣室、お風呂へと出入りしていた間取りを玄関側からはトイレのみの出入りに。

 

お風呂や洗面脱衣室は、台所側から使いやすく・・・

 

玄関から食卓へは、収納壁だった階段下を破って出入口(引戸)に。。。

 

 

 

 

 

 

LDKの上にある西の和室3部屋の、北側の2室を吹抜けにして2階西窓からの明かりをLDKに降ろし。。。

 

リビングのコーナーには薪ストーブを配置。

 

リビングと食卓の間にある大きな梁横に、ドカンとヒノキの枝付き磨き丸太の登り棒を吹抜まで伸ばし・・・

 

2階西の窓をつなぐキャットウォークに登り切れる、子供たちが喜ぶ、遊び心のある部屋に。。。

 

枝付きのでっかい登り棒は、生命力を感じ、大人も子供の元気をもらえます!

 

 

 

 

 

 

2階西の吹抜で、唯一残った部屋はでっかい納戸兼物置に・・・

 

階段を登って、東側の和室3部屋は、写真のようにひとつの大空間の小屋裏まで見える大部屋に。。。

 

天井を全て撤去したために無断熱の家ですから、屋根形状に沿って高性能のフェノール樹脂の硬質断熱材で丸太梁や丸太桁を魅せながらの大苦戦の勾配天井シゴト。。。

 

そして、1階床下には全面的に高性能のフェノール樹脂の硬質断熱材を充填。

 

窓は全て既存窓の室内側に新たに樹脂製のインナーサッシを設置。

 

もちろん、完全間取り替えの部屋や水回りでは新規サッシを使っていますが・・・

 

土壁の内側には、30mmの高性能フェノール樹脂の硬質断熱材を張り足し!

 

 

 

 

 

 

1階の床板は厚み40mmの小国杉と和室床には和紙畳。

 

2階床は耐震を考え、24mmの構造用合板の上に15mmの小国杉の床板。

 

壁天井は、珪藻土と漆喰の補修塗り替えと新規壁は全てローラー漆喰に。

 

水回りや収納、納戸のの天井にはMoiss。

 

 

 

 

 

基礎補強も徹底し、壁の要所には構造用合板で耐震補強も施し・・・

 

出来上がって、1年後の先月はじめの土曜にお邪魔すると、家族の他に兄弟家族も屋外でBBQ!

 

2階の大広間で子供たちは大暴れ!

 

登り棒でキャットウォークにまで登って楽しんでいました。

 

まだ小寒いリビングには薪ストーブも焚かれて暖かな空間。

 

その温もりは吹抜を通じて2階も暖か!

 

 

 

 

 

 

家族みんなの笑顔がリフォームに感謝されていて。。。

 

このシゴトの醍醐味を味わいました!

 

感謝!