

ある老人ホームの座敷サロンの2階と3階のメンテナンス仕事のご依頼。。。
15年経過して、縁無し畳のイグサが擦り減って捲れ、ササクレてしまっている。。。
また、座る角の木部が擦り減ってササクレて木のソゲが刺さる。。。
お年寄りは立って移動することなく、座ったまま引きずり移動しますから、どうしても小口が毛羽だって来たようです。
そこで、擦り減ってイグサが切れてささくれた縁無し畳を、摩耗性のに強い和紙畳の縁無しに入れ替えて。。。
上り下りが大変な畳の通る部分の2枚分を撤去して。。。。。
その撤去部分の床はシートを張り替えて。。。
座ったまま引きずり移動する太ももの当たる木部の小口の見切り材を、新たに取り換えて。。。
尚且つ、今後の経年劣化でササクレの少ない広葉樹のカバ材を更に小口に貼り足して・・・
最後に、蜜ロウワックスで拭き取りして。。。
更に、通路になったがために、畳座敷の一部に壁がなく、お年寄りがこけたら、その角に頭をぶっつける可能性がある。。。
・・・ということで、その一部にも手摺壁を設置して完了!
こうしたメンテナンス工事は、高齢者で、健常者だけでもなく、大工さんや内装やさん、畳屋さんなどの職人さん任せにする訳にもいかず。。。
施設の関係者に任せておく無責任な仕事もできず。。。
結局、朝から晩まで、私も職人さんとともに・・・
メインは蜜蝋ワックスやさんとして、サンドペーパーで磨き、箒と塵取りもって掃き掃除。。。。。
最後は掃除機で清掃。。。
中々大変なメンテナンス仕事ですが、こうしたメンテナンスを責任ある私が関わるから、施設から信用もいただける。。。
社長業とは率先して現場を見歩く、チェックする、段取りと、職人の対応を把握する。。。
エリート会社ではできない、泥臭い。。。
けど、安心してもらえる工務店のシゴトなんです!