3.6坪の餃子屋さんのお店づくりのお話し!

2021.5.2|カテゴリー「お店と施設づくり ,リフォーム ,伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉
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4年前の、オープン前の写真ですが、御覧のように三角形の小さなお店が「手包みぎょうざ と中華キッチン ひげ」さんの
お店です!



 

 

 

 

4年前の「手包みぎょうざ と中華キッチン ひげ」さんのお店づくりお話しです。

 

このお店、室内の有効面積が3.58坪。

 

11.83㎡。。。畳でいうと7帖ちょっとの面積です。

 

 

出入口側の間口が3.24m。一番奥の間口が0.79mで、奥行き5.52m。。。

 

 

 

 

 

 

 

一番奥に元から広さ0.5㎡の和便器のトイレがあったのですが・・・

 

和便器ですから屈んだら、壁でも持たないと立ち上がれません!

 

その手前に、例えたら、10段の跳び箱を横倒しにしたような、尖がり台形の空間の店内。

 

とても中華レンジや餃子焼き器、2層流し台、カウンター冷凍冷蔵庫、冷凍ケース、縦型冷蔵庫などの厨房機器を揃えた厨房付きのイートインのお店は不可能では?!

 

 

 

 

 

 

 

けど、救いというか面白いのは、表には渋滞しがちな広い道路があって、お店の前には道路を挟んで広い歩道がある。。。

 

そこを頻繁に多くの人が行き来するし、自転車も頻繁にと往来はすごいところ。。。

 

建物に隣接するのは、大流行りな鶏肉の居酒屋さん、反対のお隣にはガソリンスタンド、道路向かいには大手チェーンの自転車屋さんや薬局などいろんなお店。。。

 

そして、団地やマンション、住宅が多い場所。。。

 

晩になると数多くの通勤帰りのサラリーマンの人たちが、その場所を行き過ぎる。

 

要するに、自宅に帰る中継地点なのです!

 

そして、何よりも、いいのは、それまでのお店の家賃と比べると半値以下!

 

 

こんないい場所、使わなきゃぁ勿体ない!?

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも、お店を創ることになったコトの発端はというと。。。

 

店舗改装する2か月前のことですが・・・

 

月に1回程度コラボ食堂に出店していただいていた「餃子のひげ」さんと知り合いになって、現在のお店事情の相談事を聞くことに。。。

 

広い20坪ほどのお店は持っておられるのですが、幹線道路から外れた場所で・・・

 

しかも、その道路にも隣接しない、道路から路地の3件目の目立たないビルの1階。

 

そして界隈はというと、完全な住宅街。

 

通勤途中の場所ではないのです!

 

 

 

 

 

 

 

ですから、テイクアウトはあるけど、イートインは皆無。

 

コロナ禍の今ならテイクアウトで大繁盛となって、そのお店でもよかったのかもしれませんが・・・

 

当時は、住宅地のテイクアウトだけでは商売にならないし・・・

 

毎週の土日は天気に左右されるイベントへ出店の連続で体力勝負。。。。。

 

雨の日などは、前日にせっかく用意した具材は、売れ残って破棄することも頻繁。。。

 

そして、体力的にも年を考えると、そろそろ限界だし。。。!

 

今の店舗は家賃もそれなりに高いし、そろそろ落ち着いてお店で商売したいし。。。

 

そんなお話しの中で、今、別のところで店を探していて・・・

 

気になっている空き家店舗が先般の3.6坪のお店という話。。。

 

 

 

 

 

 

 

けど、「餃子のひげ」さんが中を見たらあまりにも狭いし、三角形で厨房造ったら客席ができない・・・

 

テイクアウトだけのお店しかできないのでは?

 

それで、私に一度現地を見て、イートインとテイクアウト併用の店にできないか見て欲しい!

 

そして、先ほどの・・・

 

「こんないい場所、使わなきゃぁ勿体ない!?」ということに。。。

 

 

 

 

 

 

ということで、お店づくり大好きな私は・・・

 

先に並べた厨房機器類を全て厨房内に収め、尚且つ、カウンターテーブルを作る。

 

最大7人が座れるカウンター席に!

 

カウンターと壁の隙間は70cm。

 

椅子を置いて座ると背中の壁との隙間は10cm。

 

トイレを利用したいお客様がおられたら全員が椅子を降りてカウンターにへばりつく。。。

 

その後ろのトイレ利用者は、カニ歩きで目的地に。。。

 

ですから、お酒が入ると常に立見席になる!

 

そして、道路側には、テイクアウト用カウンター窓を設けて、いつでもスタンバイ!

 

むしろ、テイクアウトが頻繁なお店になるはずだし。。。

 

 

 

 

 

 

このお店のいいところは、カウンターから、厨房内の調理が丸見えで、お客さんにとっては安心で安全料理を眺めながら食べられるわけです。

 

そして、この面白い窮屈なお店ですから、それを善しとする意識共有のお客さんばかりになると想定される!

 

 

 

 

 

 

 

結果、ほぼその通りのお店に!

 

この3.6坪のお店で今もご夫婦が頑張っておられます。

 

コロナ禍でイートインは人数は少なくなっていますが、テイクアウトが大繁盛だと!

 

 

 

 

 

制約の多い店舗ほど面白いお店ができます!

 

プランするにはかなりの知恵が必要となりますが、お店を店主がどのように使いたいのか?

 

どのようなお客さんを呼びたいのか?

 

毎日が自宅気分で・・・

 

「お帰りなさい!」

 

「行ってらっしゃい!」

 

そんなアットホームなお家を連想させられるお店づくりが私の特技でもあります!

 

この特技にハマっていただければ、商売繁盛間違いなしです!