あかりの取り方も家づくりです!
2020.5.12|カテゴリー「伝えたいコト ,木の家(大型パネル・E-BOX・小国杉) ,木の家(小国杉の家)」|投稿者 福井綱吉

ちょっとした木陰のあるデッキも素敵です。

地階にも明かりを取り込むと段違いな空間を感じられます。
家って建物だけではありません。
部屋から見る外も大事です。
お隣の塀や木々を生かした庭やデッキも重要な要素。
建ててから10年もすると、木々が生い茂って、日差しではない、木洩れ日も創り出してくれます。
景観は、東西南北問わず、活かし方次第で、家の価値が変わります。
家の価値って、売れる価値ではなく、住む人にとっての暮らしの価値です。
私の家は、2階部分が庭で、道路に面した1階はというと・・・
建物に入ると南奥の部屋は完全な地下。
ちょっとした稽古場があるのですが、その部屋には、東と西に明かりの空間があります。
右の写真は、稽古場の西の「あかりの土間」。
見上げれば、ここは本来、1階なんですけど、どう見ても地下!
3階建ての1階なんですが、2階に庭がありますから、やっぱり地下。。。
この「あかりの土間」がなければ、本当につまらない部屋なんですけど・・・
部屋から見る外も重要な要素なんです。
カッコよい建物を考えなくても、シンプルな建物にちょっとした要素を取り入れることも、家づくりの大事なトコロなんです。
外構とか造園といったものでなく、家づくりのプロとして、「外も家」の考え方を、常に用意しておきたいものです。