なぜ小国杉のE-BOXをスタートしたのか?

2020.4.27|カテゴリー「伝えたいコト ,木の家(E-BOX) ,木の家(小国杉の家)」|投稿者 福井綱吉
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夏には着工予定の小国杉のE-BOX.

なぜ小国杉のE-BOXをスタートしたのか?

 

地産地消なのになぜ小国杉?

 

私は、30年ほど前から、地産地消という観点で、関西の山々の杉やヒノキ、松などを使った家づくりを繰り返してきました。

 

残念ながら、私自身が材質的に、人的に、「コレダ!」「一生付き合いたい!」と想える林産地や「ひと」に巡り合うこともなく・・・

 

その後、全国の林産地の素敵な木材やひとと関わり、原木から木材、製材、乾燥などについてもっと学びたいという想いで、北は北海道から南は鹿児島まで10年以上に渡って駆け巡りました。

 

そんな中で、約20年前に視察し、木材に惚れ、加工技術に感動し、林産地とその人たちに共感できたのが、熊本県阿蘇郡小国町と小国ウッディ協同組合が育て生産する小国杉でした。

 

以来、ブレることなく、小国杉の家を創り続けています。

 

 

 

 

価格面でも物流的に考えれば、近場の関西の林産地と関わるのが一番便利なのかもしれませんし、お客様にも、筋書きとしても説明しやすいと思います。

 

けど、自分が「コレダ!」と想い、自慢してその林産地の木を提供して、安心して住んでいただくには、やっぱり、一生付き合える山の人たち、自慢の林産地でないと、お客様に失礼すぎます。

 

これが、私の、KJWORKSの、小国杉を採用する所以です。

 

 

 

 

 

具体的な小国杉の良さとは?

 

小国杉の粘り強さと、その丈夫で、力強い木目の表情。

 

  • 小国杉は杉脂を含んでいて、ヤング係数が高く、硬くて、粘り強いから構造材には最適(赤松の松脂による粘り強さと共通)。

 

  • 温泉地の源泉蒸気による地熱乾燥の小国杉は、60℃程でじっくりと木材繊維を傷めることなく乾燥させる、小国にしかない自然乾燥の高品質木材。

 

  • 床板や階段には、粘りと耐久性のある小国杉なら安心(一般的な杉のような傷みが少ない)。

 

  • 経年変化が実に綺麗。

 

 

 

E-BOXを集成構造材から小国杉へシフトした経緯と今後の形

 

大型パネル工法のE-BOXは金物工法のため、金物に馴染みやすい工業化された集成躯体構造材からスタート

過去5年間で30棟近くのE-BOXを建築し、実証実験を重ねてE-BOXに自信を深め、また、全国の仲間が建築する乾燥基準を満たした無垢の杉構造材の検証結果でも無垢も可能と判断(福島県産材による東北の復興住宅での大型パネル採用や関東地区での紀州材の大型パネル採用の検証でも確信)。

満を持して、お客様に自慢の小国杉のE-BOXを決意。

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今年からは。。。

 

  • 小国杉のE-BOX

小国ウッディ協同組合で製材➡岡山県備前の大型パネル工場(プレカットも備前)➡各現場で建築。

 

 

  • お客様の要望で工業製品としてのE-BOXを好まれる方には、北欧産の赤松集成材によるE-BOXを提案。

大阪のプレカット工場➡岡山県備前の大型パネル工場➡各現場で建築。

 

この2つのE-BOXをスタート。

 

  • 近い将来的には、関西の大型パネル工場で計画。

 

  • そのためには、大阪をはじめとする関西に大型パネル工法の趣旨に賛同する工務店の参加が不可欠。

 

  •  狭小地や道路幅や電線等で大型パネル工法が不可能な場所では、現場組立てによる規格型住宅化を進めていきます。