なんで小国杉なの?

2019.8.19|カテゴリー「伝えたいコト ,木の家(小国杉の家)」|投稿者 福井綱吉
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厚さ40mmの小国杉の床板は独特な表情をしています。

 

 

 

なんで小国杉なんですか?

 

小国杉って何処の杉ですか?

 

お客様からよく聞かれる言葉です。

 

 

 

小国杉は、熊本県阿蘇郡小国町(おぐにまち)の杉です。

 

因みに小国郷の杉の名前です。

 

小国郷とは、9つの村で構成され、北側の6村が小国町に・・・

 

南側の3村が南小国町を構成しています。

 

南小国には有名な黒川温泉が・・・

 

小国町には、杖立温泉が有ります。

 

杖立温泉の一部は大分県で、小国町は大分県との県境にあります。

 

 

 

小国杉の良さは。。。

 

使ってみれば・・・

 

見れば・・・

 

歩いてみれば・・・

 

触ってみれば・・・

 

解ります!

 

 

 

小国杉は、本当に重い杉です。

 

年輪をよく見ると、脂っぽい表情をしています。

 

唐松の産地の人は、唐松の木と勘違いするほど木目がよく似ています!

 

唐松や赤松は松脂が有りますから重いし、強い!

 

小国杉は、杉なのに杉脂が有りますから、強いし、重いのです。

 

 

 

唐松は松ですから、結構曲がりくねっています。。。

 

小国杉も割と曲がりくねっていますから板目も素直ではありません。

 

けど、杉ですから唐松ほど暴れはありません。

 

 

 

温泉がやたらと湧き出る町ですから、源泉から湧き出る蒸気を使った地熱乾燥技術が有ります。

 

源泉の温度は90℃。

 

そのままの温度で乾燥させると、杉の内部組織が焼けてしまいますから、60℃前後に冷やして使います。

 

造作材・・・床板や開口枠など造作材は全て地熱乾燥庫で2週間ほどかけて乾燥させます。

 

 

 

最初に乾燥予定の原板をシャワーで満面無く均一な濡れ板にして・・・

 

そして、蒸気の流れるひだ状の配管を張り巡らせた地熱乾燥庫に桟積みして2週間。

 

乾燥温度が60℃前後ですから杉内部の組織は傷みません。

 

地熱乾燥後、屋根のある倉庫内で1か月ほど自然乾燥で乾かせます。

 

すると、自然乾燥のような割れが少なく・・・

 

香りは自然乾燥並みのすっごい乾燥木材が出来上がります!

 

 

 

残念ながら、構造材は太過ぎますから、何度も挑戦したのですが・・・

 

その全量を均一な乾燥木材にするにはまだまだ技術的に先です。

 

 

 

ですから、小国杉の構造材は、以前からの特殊な高温乾燥。。。

 

内部組織を傷めない小国独特の技術で乾燥しています。

 

私が最初に知った驚きの乾燥技術でした。。。

 

 

 

まあ、語り始めれば尽きない小国杉の良さですが、こんな素敵な小国杉を知らない人は可哀そうです。

 

宜しければ、いつでも小国杉の良さを彩都くらしの杜に私を訪ねてください!

 

お待ちしています。