このポプラには、歴史があります!
ポプラの原板にもその歴史があります!
2018.5.26|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉

先週ご依頼いただいた、手持ちの原板の話。
「1枚モノの奥行が800mm以上の天板でテーブルをつくってほしい!」
そう言われても、そんな幅の原板は少なく。。。
トチ、セン、杉、ポプラが2枚・・・・・
正確には800mm以上最低奥行のある原板はポプラの2枚のみ。
ポプラの原板?と言ってもあまりピンとこない様子でしたので。。。
その生い立ちをお知らせしてみました。
このポプラの原板の樹齢は120年以上前のモノ!
18年ほど前に岩手県沢内村に出向いて、森林組合の倉庫の中身を全て買い上げた時にわかったこと。。。。
そのポプラの木は、その当時から約100年以上前に、山間の開拓村の家族が植えた1本のポプラの木だったそうです。
ダム建設でその村が沈む為に、その界隈の広葉樹材が切り出され。。。
その際に伐採されたひとつが、このポプラの木!
当初は10枚ほどあったのですが、色々なお家にテーブルとして販売し、当日、残っていたのがこの2枚でした。
その昔、開拓者の家族が記念に植えたポプラの木。。。
それを聞かれて、即、「これが欲しい!」
・・・となって、このテーブル、脚着けて、28日の月曜日に豊能町のお家にお嫁入りします!
大切に使ってもらえそうです!