床板としての赤松と黒松の違いって?
今日もお会いできたご縁に感謝します。
西日本の温暖な海岸沿いには黒松の樹木が生息しています。
反対に赤松の木はというと、多少寒くっても東北や北海道でも主に、内陸部で良く見かけます。
どちらも、梁や桁、床板などにすると白っぽい色合いで、その違いはほとんどわかりません。
私にはその程度しか赤松と黒松についての知識はありませんでした。
先日、ある展示会に出かけて、そこで、島根県隠岐の島の製材所さんの持参していた黒松の床板を見ました。
赤松と変わりません・・・?
上が島根県大田市の製材所の赤松の床板、下は島根県隠岐の島の黒松の床板・・・あんまり変わりはなし!
持ち帰って、同じ島根県大田市の製材所で頂いている赤松の床板と見比べてみると・・・
色合いはやや赤松の方が白い感じ・・・けど、経年変化を辿れば同じ感じ。。。
ただ何となくわかることは、海べりなどの土壌条件の良い場所で育つ黒松は育ちが早く、表皮に近いところでも年輪は荒く・・・
反対に多少寒くても、痩せた土地でも育つ赤松は、黒松に比べればその成長は遅く、目詰まりしています。
ですから、木目の表情が黒松より赤松の方が優しい感じがします。
そう思うと、黒松は雄松(男松)、赤松は雌松(女松)という意味も分かるような気がします。
ご覧の写真のように、見比べれば、確かに僅かながら違うような気はしますが、現実はほとんど変わりません。
今現在は、島根県大田市で建築物件があって、また、大田の製材所とも赤松材(構造材や床板などの造作材)の取引があるわけですが・・・
もう一歩足を延ばして、隠岐の島本島のクロマツ林や製材所にも出かけてみたくなってきたのも事実!
できることなら、島根県大田市に限らず、手前の松江からフェリーで隠岐の島本島に出向いて黒松の勉強もしたい気分に駆られています。
実は去年4月に隠岐の島諸島の中之島の、海士町にも視察に出かけたのですが、山や木材の視察はしておらず・・・
行ってみたいですね!
追伸・・・
次回の手打ち蕎麦「彩都 木楽庵」は27日(月)です。
林家染弥さんが9月27日に3代目「林家菊丸」を名跡を襲名しました。
そして、桂 吉弥さんの「彩都 木楽亭」は11月25日(火)です。
次回の薪割り大会は、11月23日(日)です。
薪ストーブを愉しむ会は、11月16日(日)午後2時から・・・
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