2008年トップが綴る一日一話(PHP)に載せていただきました!

2007.11.21|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉

去年の今頃、PHP研究所からありがたくも掲載していただいた『2007年トップが綴る一日一話、仕事の指針・心の座標軸』がありましたが、今年も『2008年トップが綴る一日一話、仕事の指針・心の座標軸』に、ご覧のようなサブタイトル「私を支えた言葉」としてお陰さまで掲載していただきました。365人の人たちが一話を毎日語っています。因みに私は、生年月日の2月23日に語ってみました。

岐阜の片田舎で、一度も街に出る事も無く・・・私の故郷の岐阜で農業、酪農、林業に、ただひたすら励み通して亡くなった、私が最も尊敬する父の事を綴ってみました。自分の父親を褒める事ができる、そんな私を育ててくれた父母や祖父、そしてその環境を育んだ先祖様たちに思わず感謝したくなる今日この頃です。以下に、亡き父から授かった「私を支えた言葉」を綴ってみます。

タイトル:「まめにやっとるか?」

(株)ケイ・ジェイ・ワークス 代表 福井 綱吉

私の生まれは岐阜県の片田舎で、父は、農業と林業、そして酪農の兼業農家を営んでいました。朝早くから牛に餌をやり、畑や山へ行くなど、休む暇もない毎日で、日曜・祭日なども休むことができませんでしたが、愚痴ひとつこぼすさず、黙々とそうした作業を日課としておりました。
小学生の頃、子供のいたずらでボヤが出たり、物がなくなって、近所の人たち(大人も子供も)が集まり相談する時には、父は必ず、真っ先に私に向って「お前がやったのか!」と疑いをかけ叱ったものです。当初、何もしていない私は、ひどく腹が立って悔しい思いをしたのですが、その意味合いは中学生の頃になって、ようやく理解できるようになりました。「自分の子供が悪いことをしていないとわかっていても、まずは身内から叱ることで、悪いことをした子に反省を促す!そして、その子が叱られた私に対して申し訳なく感じる!」古き良き日本人の美徳といえる考え方が父には大いにあったのだと、今では無き父を誇りに思っています。
そんな父も私が社会に出てからは、会う時の言葉は決まって「まめにやっとるか?」で、多くを語りませんでした。その僅かな言葉の裏には、「元気でやっているのか? 商売はどうだ? 社会に迷惑かけるなよ! しっかりやれよ! がんばれよ!」など、思いやりが一杯含まれていることを気付かせてくれました。父から学んだ日本人の美徳といえる言葉や、短くとも極みの言葉が、今日の私の人生で大きな心の支えとなって息づいています。

2月23日