100年以上前の農家の建て替え

2007.11.24|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉

一昨日、京阪沿線の古いお屋敷にお伺いしてきました。

ご依頼主の方は、先祖代々住まれていた建物ではなく、約50年ほど前に地主さんに頼まれて購入した家だそうです。敷地内の建物は、改修を重ねて用途が不明確になっていますが、母屋を中心としたコの字型に納屋や馬小屋が取り囲んでいる昔定番の農家の造りです。

現状の場所は、淀川に近く地盤がゆるい事も想定でき、建物自体も阪神大震災による壁のひび割れもかなりあって、また、建物構造もかなり不安定で、増築や改築も頻繁に繰り返された再生するには完璧に無理な建物と推測しました。

けど、この古い建物で何か再利用できる木材は無いかと問われておりましたので、よく見てみますと、梁桁はシロアリ被害はなさそうですし、丸太梁も結構長いものもあり、また、改修で大黒柱はビニールクロスの中に隠れているようですので、これも使えるか?などと考えております。

ただ、あくまで古い農家の一般的な建物ですから座敷や仏間、神棚などには細工はあまり施されておらず、多くを再利用するには無理な感じですが、せっかく長年住み親しんだ建物ですから、思い出に残りそうな建物を提案したいものです。


6メートルもありそうな丸太の化粧梁です


右の壁に見える梁は、背が330mmもあって、左正面に見える桁の背は280mmもあります