木の家『木想家』って国産材じゃあないの?

2005.5.22|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉

KJWORKSの木の家づくりは、国産木材を使うと聞いているのに、ロシア赤松の床や、ヨーロピアンビーチ(ブナ)も使うし、また、アメリカ広葉樹輸出協会とも付き合うというけど、一体どういうこと?

・・・と、私の説明不足のままで、不満や疑問をもたれる方も多いのではと思います。時々、そうしたことに対してホームページやブログでお話しはするのですが、具体的に説明できる場所もなく、見学会や事務所に来ていただいた方々ぐらいにしか上手く理解していただいていないのかも知れません。今秋9月10日になれば、KJWORKS本社は彩都に移転しますので、『Furniture Studioかぐら』に来ていただければ間違いなく、理解いただけるような説明もできますし、実体験確認もできると思います。

そこで、もう一度、KJWORKSの家づくりをおさらいすることにします。まず、KJWORKSには岩手県(南部赤松、唐松、広葉樹)、長野県(信州唐松)、奈良県(吉野杉、吉野桧、高野槙)、高知県(土佐杉、桧)、熊本県(小国杉:ヤブクグリ系、ヤクノシマ系)と5つの提携林産地があります。また、家具(椅子、テーブル、収納棚、小物家具他)ではKJ WORKSオリジナルのほか、北海道旭川、長野県伊那市、岐阜県高山市、徳島県などの工房やメーカーと提携しています。

そして、家の骨組みとなる構造材は全て先に述べました5地域の木材を使っていますし、見えない壁の中や屋根や天井の中の木材も当然、全て国産木材を使用しています。外壁や内壁の他、床、天井、造作材なども国産木材が大半ですが、床や天井、外壁、デッキの床などにはデザイン性や丈夫さなどその時々のお客様との話し合いの中で、優秀で素性のわかる外国産の木材も使うことにしています。

広葉樹材につきましては、彩都移転と同時にストックヤードには膨大な岩手産の広葉樹の板材も在庫する予定ですので、カウンターやキッチン天板、テーブル、ローボードなど様々な用途にも使えるようにと考えています。床や天井、壁にも乾燥期間と工夫次第では充分国内の木材も使用可能です。

では何故、アメリカ広葉樹なの?といえば、国内の広葉樹は出荷的に大径木も数量が少なく、山側の乾燥技術や品質も採算的に対処が難しく、単品生産する椅子やテーブルの製作には工房で長期間乾燥させることで使用可能なのですが、多量に製作する家具メーカーやフローリング工場などにとっては、とても国内産では間に合う材料がごく僅かしかありません。

そうした訳で、計画的に植林、伐採、生産されるアメリカの広葉樹やヨーロッパのビーチ(ブナ)などが実に重宝されているのが実情なのです。自ずと、間に合う材料はKJ WORKSでも岩手県の製材屋さんとの提携で採用できるのですが、家具に似合う材料を床や壁・天井に使うとなれば、国内に限らず、優秀な素性のわかる国外の広葉樹も大いに使うべきものと考えております。

以上の話の中で何か、物足らなく、異議、質問のある方はぜひ、ブログにコメントをお寄せ下さい。そうした意見がある事で私自身も次の説明の為にも勉強になりますし、更なる予習もできますので!