「おてんとうさん」のある暮らしがしたい!

2005.3.27|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉


午後から大阪市内で一人暮らしのご婦人のお話を聞きに言ってきました。建物は築70年ほどの平屋建ての家ですが、阪神大震災の時も何とも無かったそうです。最近、屋根の傷みが激しくなって、多く土がのった屋根を軽い瓦葺きに葺きかえられたようです。

1年以上前にOMの問い合わせ依頼を受けて、イベント情報をお送りしていたのですが、年齢も高齢で、建て替えまでする気持ちはなく、見学会の建物の大半が新築ということで今まで来場される事は無かったのです。

ご両親が住まれていたその家が空き家となっていた為に、それまで住んでいた建物を売って、大阪市内に戻ってこられたのですが、それまで住んでいた家は太陽がさんさんと降り注ぐ環境にあって、帰ってきた家にはその点、不満があるようなのです。

昔、住んでいた当時は、周りの家が皆、平屋で何処からも「おてんとうさん」が降りてこられて、気持ちの良い家だったのですが、時代と共に周りの家は2階建てや3階建てとなって、角地というのに、室内はかなり暗いのです。

平屋に縁側や増築を繰り返されて、屋根が低くなった結果、窓の位置にも屋根が覆いかぶさり、また、敷地が南北から40度ほど西に振っている事も暗い原因のようです。

2時間ほど、色々なお話を聞き、別にあえて改造する事もない家なのですが、亡くなられたご両親の家財道具が生前のまま数多く残してあり、建物面積の割りにはお一人でも住みにくいことがご婦人のお話の内容でも有りました。

大改造してOMソーラーを取り入れる事は考えておられず、家の中の好きな場所で「おてんとうさん」のある暮らしがしたいのです。

お話しが弾みすぎて、建物配置や間取をメモする間もないまま、提案として南の建物が近接して真っ暗な食卓のある部屋に北西側の屋根に大きな天窓を設ける事を勧めてみました。北西にも近接した2階建ての建物があり、西日が入る事もなさそうな事が天窓の利点にもなると感じたからです。

今回は、話のみで終わってしまったものですから、次回、現在の建物を全て実測して、現状の間取と寸法を表し、改修後の間取と廃品の始末も含めた大提案?をお話しすることを約束して退散いたしました。