「マルクスが日本に生まれていたら」を読みながら・・・
いつも寄り道していただき、ありがとうございます。
出光佐三氏が約100年前に出光商会を創業し、半世紀前にこの本の発刊に至るころに既に考え実践され、訴え続けてこられた言動は、今日の、これからの、世界的な「和の心」の時代をとっくの昔に予言し、実践されていました。
マルクスは「物の国」に生まれたから、物の分配をめぐって対立闘争する道を歩かさられた。
出光佐三は「人の国」に生まれたから、物に関してぜいたくを戒めて、お互い手を握り合って仲良くするという互譲互助の道を歩かされた。
どちらも資本家の搾取と、金持ちの奴隷になっている姿というものが出発点だった。
これらに対してマルクスもたたかい、出光佐三も戦った。
欧米や中国などの「物の国」では考えられない、精神や心を重視する「人の国」日本。
生産者から直接消費者へ搾取の無い商人の社会性を訴え、消費者本位の商い、大家族主義の会社をつくりあげた出光佐三氏。
学問では1+1=2・・・けど社会では、1+1=2+人情となる。納得します!
日本の歴史は、金や物を第二義的にみて心の結びつきを重んじている。
それが日本人の民族性で、金や物の奴隷にならない大家族主義。
これができるのは和の心のある日本人だけ。
外国には和という言葉、心が無い。
外国では権利・主義主張し、互いが対立するから譲り会えず、人を組織で繋ぐ。
最小労力、最大効果の原理は「物の国」の考え方で、人を重んじる「人の国」では、人を養成することが大事だから、務めて難関を歩くことで、いかなる難関をも容易に乗り越えられる精神力が養われる。
これが「金の力」と「人の力」の違い。
いろいろな変化に対して、平和に仲良く暮らすという人間の心で正しく対処していけば、変化も人間次第で進歩ともなれば退歩ともなる。
要は人間が心を正しくもって対処して行けは何でも解決する。
人間尊重とは、肉体的尊重の前に、精神的尊重が重要で、これからは精神・心・霊魂の福祉を強調する時代が始まる。
世界の根源は、物質ではなく、精神や心とみる、心と物の両方で成り立っている世界で、重点を心に置く形で考えると争いは無く、仲良く暮らせる。
「資本は人なり、資金は金なり」
法律・組織の奴隷になるな。
権力の奴隷となるな。
理論と数の奴隷になるな。(屁理屈の多数決に負けるな)
主義の奴隷になるな。
KJ WORKSの社員に置き換えてみました・・・
KJWの一商人は、心構えが経営者の心と悟り、事業経営をしているものは、社長に限らず全社員だと認識する。
本当の組織や規則は各自の心に持ち、やってよいか悪いかなど、各自の心の中で判断する気概が大切であり、形式的な組織に縛られてはいけない。
この本、深読みするものですから・・・
中々読み切れません・・・が、実に素晴らしい身になる本です!
追伸!
今年の手打ちそば「彩都 木楽庵」は、12月19日(木)が最終ですので、ぜひ、多くのご来店をお待ちいたしております!
それから来年の「彩都 木楽亭」は、2014年3月1日(土)桂吉弥さんと林家染弥さんによる二人会から始まります。もう50名以上の予約が来ています・・・土日の開催ですからみなさん、参加しやすいのですね!
林家染弥さん、2014年9月で115年ぶりの3代目「林家菊丸」の名跡を襲名されます。
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