味付けはその地域に合わせるものです!

2006.1.24|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉

25年年以上前から、豊中方面に出かけた時にはちょくちょくお邪魔する福将軍という馴染みの博多ラーメンのお店が豊中にあります。

このお店へ、8年近く前に、福岡県出身のM女史(企画室)を連れてきたことがあります。M女史は、福岡の高校を出てから京都の大学に4年間通い、卒業後に、KJ WORKSに入社したのですが、当時の彼女はまだ、福岡の味感覚だったのでしょうか?この店の博多ラーメンを食べた後「味はどうやった?」と聞くと、「何か、博多ラーメンってこんなんと違いますよ!」って、美味くないような反応を示すのでした。

その彼女が昨年の後半に、再度、私とこのお店を訪れた際に、ご覧の写真のような高菜ラーメンとミニヘタ丼のセットを食べた後の感想が「美味しいですね〜!」と言うんです。私はと言えば、当時の言葉を覚えていて「・・・・・・?」

要するに、長年の歳月で彼女は、大阪の味に馴染んでしまい、福岡の本場、博多ラーメンでないと気持ちが美味いと感じなかったあの頃から、大阪の地域の味に染まってしまったのです。

大阪の味は、こってりではなく、あっさり系のダシ味や素材を生かした味付けですので、慣れると、他の地域の味はあまり美味しいと思えなくなります。特に関東方面はいただけません。

先日、このお店を訪れ、注文したセットメニューを食べる際に、昨年のその事を思い出し、思わず、シャッターを押していました。


カウンターの中では、大将が店の外に並ぶお客さんを意識してか、一生懸命調理していました。


ミニヘタ丼が待ちきれず、先に来たラーメンの焼豚とモヤシと麺を先に頂き始めました。


ようやくミニヘタ丼が来た頃には、最初の原形がやや消えうせていました。これが、高菜ラーメンとミニヘタ丼セットです。
ヘタ丼とは、焼豚を包丁でスライスした残りの端っこ(ヘタっていいます)を細かく刻んで、それを白ご飯の上から垂と一緒にまぶす丼のことです。