池田のうどん「吾妻」

2005.5.10|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉


私には、池田や箕面、川西、能勢方面に仕事の用事がある時は、必ず昼時を狙って訪れるうどん屋さんがあります。名前を「吾妻:あずま」といいます。

昔は、あの地域に行くとAという美味しい蕎麦屋があるとか、この横丁を入ると柔らかい絶品の肉を出してくれるBという焼肉屋があるなどと言って、友だちや得意先の人に自慢して、その人たちの反応をうかがい、皆が喜んでくれると心の中で『ヨッシャーッ!』とばかり、表面上は『でしょ!』なんて生意気に答えてみたものでした。

また、そうした癖もお酒とともに20歳代から40歳前ぐらいまで続き、お蔭様で色々な美味しいお店を捜し求めることが出来ました。このうどん屋さん「吾妻」も、25年ほど前にコンペで川西方面のゴルフ場に行った帰り、池田市本町界隈の国道沿いで、傾きかけた江戸末期か明治初期に建築されたであろう文明開化の香りのする木造2階建ての建物?を発見し、一か八かで飛び込んだお店でした。(因みに私、今はゴルフは全くやりません!)

うどんは江戸時代から続く『大阪うどん』で、店自慢のあんかけと生姜、きざみあげ、かまぼこ、みつばなどが入った熱々の『ささめうどん』という細麺を食べたのですが、口の中がただれるほど熱いあんかけとそのうどんは当時、驚くほど感激する美味しい味でした。例によって、同行の皆さんにも『どうだっ!』っていう気分だったのを今でも覚えています。

現在のお店は約20年ぐらい前に鉄筋コンクリート造の建物に建替えられてしまいましたが、1階を当時の面影が残るようにと部分的に建具やテーブル、椅子、鴨居、ちょうちん、のれん、面格子、庇などを解体前のまま生かした風流なお店につくられています。もちろん、今も私が通えるだけの飽きない美味しさのお店です!自慢!?

どんな職種でも同じで、こうしたいつまでも飽きない、訪れるだけの価値のある、訪れて頼みたくなるお店、そんな店に例えられる工務店をKJ WORKSも彩都の地で作り上げたいとしみじみ想いふける昼時でした。