彩都「くらしの杜」ともご縁のある沢内村のお話・・・

2013.1.4|カテゴリー「伝えたいコト」|投稿者 福井綱吉

ある知人の勧めで昨年の12月中旬、『村長ありき 沢内村 深沢晟雄の生涯:及川和男著』を購入しました。

 素晴らしい自主性を湧き立たせられるリーダーの物語です。

岩手県沢内村というと、私が、彩都「くらしの杜」を計画し始めた2003年ごろに、岩手県の木材関係の友人から、頓挫した森林組合の敷地内倉庫に大量に眠る不良木材在庫を一括で買い取れないかと相談を受けていた村でした。

最近、知ったことですが・・・

当時の沢内村(さわうちむら)は岩手県の内陸中部、秋田県との県境に位置する和賀郡(わがぐん)に所在していた村で、私が彩都「くらしの杜」にKJ ワークス本社を移転した年の、2005年11月1日に隣の湯田町と合併し、西和賀町となった過疎の村です。

2003年から2005年にかけて7回ほど現地調査に出かけ、結果、全ての使える木材や床材を買い付けたご縁ある村です。

その時の感想はというと、村の人については本当に好印象でしたが、当時、破綻寸前の森林組合と言えば関係者は全くやる気はなく、言葉じりに捨て台詞ばかりが目立つ、荒廃した・・・無責任でなんとも不快極まりない人たちでした・・・

けど、今から思えば、森林組合は消滅するし、村はその後、吸収合併されているのですから、頓挫する関係者にとってはやる気など出るはずもなかったのかもしれません。

初めて訪問した沢内村の印象と言えば、山の、山の、さらに山の中・・・盛岡から雫石、そこからどんどん秋田県境に向かって山を登り、秘境と言っても過言ではないほどの僻地でした。

ただ、道路整備は見事に拡充されていて、水利や電力用のダムも完備され、その道路脇の山々は橅林(ぶなりん)が生い茂り、川の水は透けるほどに綺麗で、抜群の景色で、また空気も最高に美味しい!そんな場所だったと認識しています。

そんなダムや道路開発などによる山林開発によって伐採された樹齢200年〜500年のケヤキやサクラ、カバ、トチ、ケンポナシ、ネズコ、タモ、シオジ、ヒメコマツ、イチョウなどの原板や床板、柱、框材がKJ ワークスに入荷したのです。

そんな私にとって、KJ ワークスにとってご縁ある村・・・

今から50年前の沢内村は、道路事情も最悪で、岩手県下最悪の貧困で、診療所すらない、人里からかけ離れた、総人口6000人、その村の50年ほど前の深沢晟雄村長の実録物語・・・

豪雪で冬になると何処にも出られない問題、多病多死の健康問題、貧困の岩手県下でも最低の貧困の問題が立ち塞がり・・・乳児の死亡率が1000人当たり70.5人と最悪の村、全世帯の1割以上が生活保護世帯、村の税収入は1000万円もなく、地方交付金頼みで。。。

そんな豪雪、貧困、多病多死にあえぐ岩手県沢内村にあって奇跡と呼ばれる生命行政を一気に樹立していった深沢晟雄村長・・・

先の読めない戦時中の、外地での苦い経験と不幸な家族の負い目も立ちはだかり・・・ようやく40歳過ぎて故郷の沢内村に戻り、村人の信頼を徐々に勝ち得て村長として猪突猛進に、人のため村のために立ち向かった・・・志半ばで癌に侵され、59歳で無くなったその生涯の物語・・・

50年前の話とは言え、今でも実に共鳴できる人柄と人生観とその反骨精神と生き様に、私自身、今年の頑張りへの大きな財産を得た想いがします。

本来は、『木の家づくり図書館』の福井文庫でお話すべき物語ですが、ここでもKJ ワークスとの関係も含めご紹介させていただきました。

追伸!

笑顔が絶えない・・・楽しさわんさか。。。

ファーマーズマーケット「彩菜みまさか」やパン屋さん、薪ストーブ専門店のある「かぐらカフェ」、家具雑貨の「かぐら」、田舎の役場のようなオープンオフィス、薪ストーブで愉しむ宿泊体験できる小国館、「コラボ食堂」、落語の「彩都 木楽亭」、蕎麦道場、プチ畑など盛りだくさんのくらしの杜」・・・

『杜の学校』『住まいの学校』と学びの場も益々進化中のKJ ワークスをホームページからぜひ、ご覧ください!

http://www.kjworks.co.jp
それから・・・

『木の家づくり図書館に』に今年から開設しました「福井文庫」と薪ストーブ専門店としての豊富な本も取り揃えますので、私のブログ同様に宜しくお願いします。
http://kjworks.jp/library

http://www.kjworks.co.jp/maki/『炎のある暮らし』は、薪ストーブとペレットストーブ専門店のホームページにもうすぐ切り替わります!