住宅のプラン提案にA´はあるがBはなし!
いつも寄り道していただき、ありがとうございます。今年はKJ ワークス始業の年です。
5年ほど前までは、KJ WORKSの家づくりの受注は私一人で行っていました。
ですから、今のように「暮らしの相談員」がお問い合わせに対応できる体制でもなく、実に商売っ気も無く・・・
ご連絡いただいた問い合わせのお客様とお話をして、設計依頼をいただければ動く・・・
無しのつぶてなら、そのまま・・・
そんな家づくり工務店でした。
8年前ごろ、彩都「くらしの杜」へ船井総研の三浦さんが家づくりのご相談に来館されました。
そして、いたって早く決まり、お仕事をさせていただくこととなったのですが・・・
そのころの私の木の家づくりに関するKJ WORKSとしてのスタンスを示すお話を、ネットのコラム「日刊ライスレポート」に本日、投稿していただきました。
https://mail.google.com/mail/u/0/?tab=cm#inbox/13fb0ebd260afe0e
そのころのKJ WORKSの家づくりの考え方が実にわかりやすかったことを思い出しましたのでご紹介します。
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プロの提案とはどうあるべきか。私自信が客として家を建てる際にそのヒントがありました。
依頼した工務店の社長は、こう提案してくれました。
「徹底して土地と周囲の調査をして、最善のプランを一つだけ提案します。予算との兼ね合いもあるので、大きさと間取りを調整するなどの変更は十分可能です。しかし、全く違う他のプランはありえません。それは、この土地とご家族にふさわしくないからです。」
他のプランは無いと断言したのです。
他のプランがあるかもしれないと思うなら、他社に行ってかまわない、と言いたげでした。
選択肢を持つことと、プロとしての真剣な提案の折り合いのつけ方が素晴らしいのです。
選択肢は大切です。
しかし、「AorBorCor」という選択肢は、あってはならない。あるべき選択肢は「AorA’orA”」でなければならない、とこの社長は断言しているのです。
結果として提案されたプランは、意外ながらも満足のいく素晴らしいプランでした。
重点が置かれたのは、建物の正面をどちらに向けるかということでした。
この発想は私にはありませんでした。
「今は畑になっている隣地も将来は家が建つ。それを想定して光(景観)と風が抜ける方角に家の正面を向けるのがベストである。そのほうが真南にも近くなる。」
ということで、敷地に対して平行ではなく45度まわしたプランでした。
最終的には、何度か修正してA”案になりました。しかし、BやCという可能性は無いかなとは一切思いませんでした。
プロの提案は素晴らしいと思いました。
BとCも併せて提案することは、相手に真剣に寄り添っていないか、提案力が未熟だということだと認識しました。
親切ではなく、顧客を迷わせるだけの下策です。
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こうした提案の真剣度合の言葉は、私たちにとっては当たり前と理解していてついつい、お客様にお伝えすることを忘れがちです。
けど、お家を建てようとされるお客様にとって・・・
こうした『プラン提案にA´はあるがBはなし!』の言葉は、常に新鮮な言葉ですから、だれかれとなく、常にお伝えしていくべき言葉と理解し、本当に大事なことです。
三浦さん、ありがとうございました!
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