生老病死と四苦八苦について。。。
すっかり秋になりましたね。
秋の味覚の代名詞である柿も色ずんできました!
たまに「生老病死」とか四苦八苦する・・・なんて言葉を耳にし口にもしますが・・・
ここでいま一度、詳しくおさらいしてみます。
「生老病死」という言葉は、人生における免れない四つの苦悩のことで四苦とも言います。
『生まれること』、『老いること』、『病むこと』、『死ぬこと』の四つの苦です。
苦とは「苦しみ」のことではなく、思うようにならないこと、どうにもならんことを意味します。
四苦八苦の「四苦」のことだとも言われています。
因みに四苦八苦の残りの四苦とは何かといいますと。。。
愛別離苦(あいべつりく)・・・愛する者と別離すること。
怨憎会苦(おんぞうえく)・・・怨み憎んでいる者に会うこと。
求不得苦(ぐふとくく) ・・・求める物が得られないこと。
五蘊盛苦(ごうんじょうく)・・五蘊(人間の肉体と精神)が思うようにままならないこと。
この四つの苦を合わせて八苦と呼ぶのです。
生まれたからには、必ずや、年をとるし、病気にもなるし、死んでいく。
年を取って次に病気になるのではなく老いと病は同時進行です。
老いれば必ず病気も重なるし、死にもする、けどそれは、人に与えられたどうしようもないこと。
人は何かあると、神様や仏様にすがるように拝んで助けてくれとか、何とかしてなどと懇願する。
けど、そんなこと、神頼みや仏頼みしようがどうにもならないこと。
生老病死とは、人には思うようにならないことなんです。
人は明日死ぬかもしれないし、1年後、100年後かもしれない、そんなこと誰もわかりません。
だから人は今を一生懸命生きて、自分を活かし続けるのです。
私は思います。
どうにもならないコトは逆転の発想で考えればたった「八苦」です。
どうにもならない八苦ならば、私は日本人として人生や生き方についてこう考えます。
人は一人では生きられません。
だから、世の為人の為に生きていれば、何れ必ず自分にもご加護が回ってきます。
日本人には人への配慮や考慮などの優しさや親切さ、いたわりが当たり前に存在します。
世界で稀な民族です。
日本人のマナーや生き方は古からの道徳観からくるもので世界に誇れる美徳です。
残念ながら、戦後敗戦国となって、家庭や教育現場から美徳の根源となる教育勅語や道徳教育がすっかりなくなってしまいました。
日本の全ての人にではないのですが、それでも日本には、日本人にはDNA的に美徳は残っています。。。
残っている今だからこそ、日本人自らの手で、美徳の根源となる教育勅語や道徳教育を復活させて・・・
世界中から更なる尊敬される日本人を取り戻すことが日本にとって、また、世界にとっても貴重な財産の次代になると断言できます。
私は世界に稀な日本人として生き続けたいと考えています。